THE TUDORS~背徳の王冠~ の口コミ・評価・レビュー
THE TUDORS~背徳の王冠~ は、アメリカ・カナダ・アイルランド・イギリス合作の海外ドラマで、2007年から2010年まで放送されました。
16世紀のイングランド王国を舞台に、国王ヘンリー8世の激動に満ちた人生をドラマティックに描いています。
エミー賞は各部門で幾度も受賞し、音楽や衣装、演出が評価されました。
ナタリー・ドーマーの存在感
きむねえ on 2016-10-06 11:19:14全話を通じて一番印象に残るのは、アン・ブーリン役のナタリー・ドーマーだった。王の寵愛を得るまでの媚態、傲慢さ、王の心が離れていく焦りなど、どこをとってもリアル。悪女として描かれてはいるが、女性なら感情移入する部分が多いのでは。決して美人というわけではないが、主役のマイヤーズ(青い瞳が美しい!)をしのぐくらい、とにかく目を引く女優だった。もちろんヘンリー8世の絶対君主時代への下地を作っていく様子にも説得力がある。「僕のせいじゃないもん!」で通してきた彼も、晩年は無感情に処刑を指示したり、王の威厳と引き換えに孤独になっていく様子をよく演じていると思う。とにかく陰謀の繰り返しで、最後までハラハラしてしまった。一度目に吹き替え版で見たときは、クロムウェルが腹黒くて憎たらしく感じたが、字幕でみた際は信仰と仕事に忠実な人物にしか見えなかったから、声優さんの影響ってすごく大きいんですね。
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