Dr.HOUSE（ドクター・ハウス） の口コミ・評価・レビュー

Dr.Houseはアメリカの医療ドラマです。医療ドラマというと難病（重傷）を乗り越えていく患者と医師の物語、と思うのですがこれは違います。どちらかというと医師達のドラマかな。
主人公のDr.houseは病院の医師ですが患者と向き合う事を嫌っています。『人は嘘をつく』の持論で検査結果やデータを元に患者の症状を担当医に聞きながら診断し病気を治療していきます。スタッフはHouse診断や大胆で的確な治療を天才的だと尊敬しますが、彼の傲慢さは好きになれないというのが本音です。
毎回、人種的・性的差別とも取られる発言をするし、自分の不自由な体を使ってうまく立ち回るのはもちろん、同僚にも自分の考えをはっきりと言い放つからです。
まあ、そんな人はどこにでもいるんですが医療ドラマでこの人格はないだろう、でもここまで言えるとかえって清清しいとさえ思います。

なんといっても主人公のキャラが際立っていて
何シーズンもあるのに飽きません｡
主人公を取り巻くキャラクターも個性豊かで､医療系が好きな人もそうでない人も見やすいと思います｡
様々な医療の知識も身に付く上に､複雑に絡み合った人間関係も興味をそそられます｡
人は嘘をつく､というのがこの作品の主人公の口癖といわれています｡
人を疑うのに人を助ける､天才ならではの苦悩が繊細に描かれた作品です｡
堅苦しく考えることなくゆったりと見ることができる作品ではないでしょうか｡